みちのく銀行は、平成15年3月に金融庁が発表した「リレーションシップバンキングの機能強化に関するアクションプログラム」に沿い、平成15年〜16年度を集中推進期間として積極的に推進していく「リレーションシップバンキングの機能強化計画」を下記とおり策定いたしました。
「リレーションシップバンキングの機能強化計画」の策定について
当行は、第9次中期経営計画(平成13年4月~平成16年3月)において「目指すべき企業像」として、
- 革新的ですぐれたリテールサービスの実現と地域における抜群の信頼性の確立
- 低コスト高収益構造の企業体質と健全性の一層の向上
- 組織構成員一人ひとりの最大限の能力発揮と環境変化に迅速に対応する組織づくり
を掲げ、地域の皆様とともに成長、発展すべく各経営課題に取り組んでおります。
「リレーションシップバンキングの機能強化計画」は、当行の「目指すべき企業像」を具現化するための重要な計画と位置付け、積極的に推進していくことで、地域のお客さまとの信頼関係をより一層向上させていくとともに、地域金融の円滑化を図って参ります。
<ご参考>「リレーションシップバンキング」とは
金融機関がお客さまとの間で親密な関係を長く維持することにより、お客さまに関する情報を蓄積し、この情報をもとに貸出金等の金融サービスの提供を行っていくビジネスモデルを言います。
地域と密着した経営形態をとる地域金融機関の経営手法そのものを「リレーションシップバンキング」と言います。
地域と密着した経営形態をとる地域金融機関の経営手法そのものを「リレーションシップバンキング」と言います。
機能強化計画の主な内容
(別添資料「機能強化計画の要約 」をご参照ください。)
中小企業金融の再生に向けた取り組み
創業・新事業支援機能等の強化
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創業・新事業支援機能等の強化行内支援体制の強化、人材育成を図るとともに、産官学とのネットワークの構築や政府系金融機関等との連携を深めながら、創業支援・新事業支援機能等に対する取り組みを強化して参ります。
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取引先企業に対する経営相談・支援機能の強化人材教育を強化していくとともに、全国地方銀行協会の情報ネットワークの有効活用等を通じて、お取引先の経営支援に寄与できるような行内支援体制の強化を図り、お取引先企業に対する経営相談、企業再生に向けた取り組みを強化して参ります。
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早期事業再生に向けた積極的な取り組み金融庁から提示されている各種企業再生スキームに対する分析、研究を加えながら、お取引先企業にとってどのような対応が有効なのかを個別に検討して参ります。
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新しい中小企業金融への取り組みの強化当行の信用リスク管理手法の高度化を図るとともに、新たな中小企業の資金調達手段の研究、開発に取り組んで参ります。
健全性確保、収益性向上等に向けた取り組み
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資産査定、信用リスク管理の厳格化従来からの厳格な資産査定の実施を継続していくとともに信用リスクの高度化に向けて取り組んで参ります。
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収益管理態勢の整備と収益力の強化当行の健全性を維持、向上していくため収益管理態勢の更なる高度化に向けて取り組んで参ります。
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地域貢献に関する情報開示等当行の実施しております地域貢献活動につきまして、これまで以上にわかり易く情報開示ができるように取り組んで参ります。